追及する人々
The Pursuers
無法者たちによってどれだけ警察や司法が腐ろうとも、その中から必ず這い上がる人々が存在した。彼らは正義を背負い、不届き者を地獄に突き落とすべく走り続ける。

memo
アメリカでは、マフィアやギャングだけが血を流すものではありませんでした。
彼らの銃撃戦に巻き込まれる市民、殉職する警察官、何よりも法から外れた者たちが社会から大金を搾り取る時、市民の生活に血の滲むような重圧がかかっていました。
このページではマフィア・ギャングと戦った役人たちについて紹介しています。
このページは常に更新されており、そのため当時存在したすべての人物をカバーできている訳ではありません。情報を整理次第、紹介は追加されます。

犯罪者を 撲滅せよ
アメリカは組織犯罪との闘いに20世紀のほぼ全ての時間を費やした。多くの名も知れぬ人々が尽力し、時に命を落としていった。粘り強い、細かな捜査を積みあげ、犯罪者にとどめを刺すべく剣を手に取った者たちが法廷に足を踏み入れる。
人物紹介

トマス・E・デューイ
Thomas E Dewey
(1902/3/24~1971/3/16)
NY州南部地区連邦検事
NY郡第33代地方検事
第47代NY州知事
・シュルツを起訴し、ルチアーノを投獄し、バカルターの死刑を支持したギャング狩り。特にルチアーノ逮捕の功績は名高く、NY州知事に就任し、その後史上初の20世紀生まれの大統領候補者まで成り上がった。犯罪者に対し抜け目のない強硬な態度で挑むが、自身の度を超えた行動を反省する良心もある。

エリオット・ネス
Eliot Ness
(1903/4/19~1957/5/16)
財務省(司法省)酒類取締局捜査官
オハイオ酒類取締局主席捜査官
クリーブランド公共治安本部長
・シカゴでは珍しい真っ当な役人。禁酒法捜査部隊「アンタッチャブル」を結成し、アル・カポネに立ち向かった。しかし懸命の捜査にも関わらずカポネを自身が掻き集めた証拠で起訴する事はできず、後のキャリアでも大きな功績をあげる事はできなかったが、自伝が死後に脚色されて映像化されると世間に大きなインパクトを与えた。正義感の塊だが、ワーカホリック。

ロバート・F・ケネディ
Robert F Kennedy
(1925/11/20~1968/6/6)
上院委員会法律顧問
第64代司法長官
上院議員
・マフィア撲滅を掲げた若き政治家。「マクレラン委員会」では労働組合の犯罪組織との癒着を徹底的に追求し、司法長官に就任した後もマフィアを次々と起訴。全米シンジケートに大きなダメージを与えた。しかし兄であるケネディ大統領が暗殺されるとその座を退くことになり、その後マフィア撲滅運動は停滞した。

ジョン・マクレラン
John McClellan
(1896/2/25~1977/11/28)
上院議員
・労働組合における組織犯罪捜査の為の「マクレラン委員会」を指揮。1963年のバラキ公聴会では北米におけるマフィア活動を世間の目に晒す事に成功する。組織犯罪撲滅の為RICO法の起草に尽力。この法律は現代においても犯罪者を裁き続けている。RICOという名称は彼が好んだギャング映画の主人公から取られたという。